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南高出身　阿部亮平さん

東京オリンピックを目標に、ボートで世界を目指している大学生がいます。その人は、今治南高出身で現在は仙台大学１年生の阿部亮平さん（18）です。

阿部さんは、昨年の２０１８アジアジュニアボート選手権大会や第45回全日本大学選手権大会の男子舵手なしクォドルプルでも優勝し、菅良二市長（75）を昨年末に表敬訪問しました。

阿部さんがボートを始めたのは、高校１年生の時でした。寡黙で大人しく、努力家の阿部さん。週６日ある練習も真面目に取組み、着実に力をつけていきました。

そして２年生の時には、愛媛県代表に選ばれるまでに。メンバーからの信頼も厚く、レース中は苦しい時に誰よりも声を出していた阿部さん。当時、同校で指導していた白川由貴先生（32）は「いつも力強い漕ぎをしていた。気持ちも強く、頼りになる選手だった」と振り返ります。

卒業後はボートの強豪である仙台大学へ進学。数十人の部員がいる中、１年生からレギュラーに選ばれました。「レース前は緊張したが、先輩も気さくでメンバーに恵まれた。今後の大会も全力で挑み、オリンピックを目指します」とはにかみながら話しています。