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キングオブルーキー2024

白熱の打ち合い制す

　キックボクシング大会「キングオブルーキー２０２４新人王決定戦」が先ごろ行われ、新居浜市在住で正道会館ＫＣＩＥＬ（西喜光地町）所属のプロ選手児玉侑慎さん（21）が–60㎏級の部に出場し優勝。新人王と大会ＭＶＰに輝きました。

　同大会はスタンドアップ（東京都）が主催する、新人王を決めるトーナメント。児玉さんは対戦相手の戸田龍将さんと、延長戦にもつれ込む白熱した闘いに。距離を詰め打ち合いに持ち込み、ヒット数を上げて相手を抑え、判定２-１の僅差で勝利しました。

　５歳から空手を習っていた児玉さん。同じくプロとして活躍する兄・児玉兼慎さん（23）に憧れ、高校生の時にキックボクシングを始めました。現在は、ＲＩＳＥスーパーライト級王者・山田洸誓さんの元で学び、仕事をしながら週５回のトレーニングに励んでいる児玉さん。

　昨年身体を壊し、１年間のブランクがありましたが、苦難を乗り越え一念発起。回復後には「ジャパンカップアマチュア大会」で優勝し、プロの仲間入りを果たしました。

　児玉さんは「山田代表、コーチ、ジムのメンバー、応援してくれている両親に感謝。いつかＲＩＳＥのチャンピオンになり、兄を見返すのが夢」と話しています。