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松山

イベント

2024.10.15

新「JR松山駅」オープン 71年ぶりに大改装

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 JR松山駅(南江戸1)の新しい駅舎が、9月29日に開業しました。71年ぶりに大改装された駅舎は、日本伝統の門形式「長屋門」をモチーフとした西口を新設し、駅を中心とした南北にわたる全長2・4km間が高架化されました。

より快適に、より便利に

 今までJR松山駅周辺は、鉄道により市街地が東西に分断され、踏切遮断による交通渋滞が日常化しており、地域住民の生活に支障を来していました。そこで愛媛県は、2009年からJR松山駅付近連続立体交差事業に着工。線路を高架に切り替えることで8ヶ所の踏切が廃止に。この事業により①渋滞・事故の解消②地域分断解消・駅西地区の活性化③安全・快適な施設利用④県都の陸の玄関の刷新など、様々な効果が期待されています。

 新ホームは、2面4線になり、特急列車同士の乗り換えは階段を使うことなく同じホームで乗り換えを行う対面乗り換えが可能に。主に特急列車が発着する1・2番線のホームは、列車の高さに合わせ20㎝ほど高くし、段差を小さくする配慮も。構内は、エレベーター・エスカレーターなども整備し、バリアフリーで安全・快適を実現。また、中央改札と南改札にあわせて5通路の自動改札機が設置されたほか、四国では初となるウォークインタイプの有人改札が登場。

 プレオープンイベントに参加した、松山在住の川上美樹さん(43)琥太郎君(11)親子は「バリアフリーで便利になり、明るい雰囲気に生まれ変わった。たくさんの人に松山を訪れてほしい」と話しました。


JR松山駅だんだん通り

郷土有名店などが17店

 新しく生まれ変わったJR松山駅高架下の商業エリアには「JR松山駅だんだん通り」が開業し、にぎわいの創出を目指します。伊予弁で「ありがとう」を意味する「だんだん」。愛媛の定番土産はもちろん、松山のチーズケーキ、コーヒー、おにぎりなどの専門店、じゃこ天の実演販売など、地元の人気店を中心に17テナントが出店。レトロモダンな店内で、グルメやショッピングを楽しめます。また、愛媛の食を発信する飲食店では「焼豚玉子カレー」のほか、「宇和島鯛めし」や「なべ焼きうどん」など愛媛ならではのメニューも。

 JR四国ステーション開発(株)の杉浦崇史社長(59)は「観光交流拠点として存在感のある施設にしたい。地元や観光客に愛され、新しい愛媛の魅力に出会える場所になれば」と話しています。

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